3月の牛島歩き
3月はじめのよく晴れた日に、牛島に遊びに行ってきました。
牛島は、丸亀港から船で15分の距離にある塩飽諸島のひとつ。
周囲4.2km、人口10人以下、1〜2時間で歩いてまわれてしまうとてもちいさな島です。
お店も自販機もありません。
丸亀港から近いけれど、観光客はほとんどいないしずかな島です。
でも、世界中から何度も訪れるリピーターが多い島なんだそう。
行ってみると、評判に納得するかたも多い気がしました。「なんにもない」静けさを、ひとり贅沢に楽しむ島。
旅慣れた人が最後に好きになるような島だなあと思いました。
歩いているとどんどん心が静かにきれいになっていくような島でした。
丸亀港から船に乗る
丸亀駅から丸亀港までは、徒歩6〜7分。
牛島、本島行きの本島汽船と、広島、小手島、手島行きの備讃フェリーと2つの船会社の切符売り場があります。
牛島行きは、建物に入って、左手の売り場です。
建物内には、小さな待合スペースもあり。
牛島行きは旅客船です。
丸亀から日帰りする場合は、2時間滞在の往復1本のみ。
牛島:里浦港に到着
牛島までは丸亀港から15分。
船の乗り降りはちょっとドキドキ。
ほとんど降りるひとはいないそう。
島のおかあさんは、
丸亀市の無料キャンペーン中は1日に10人くらい人が来て、「島が混雑してた」と言っていました笑
10人で人がいっぱいと感じてしまうのも納得できるような、しずかでちいさな島です。
時間が流れていないかのように感じる場所でした。
まず集落に向かいました。
島の集会所で写真展が展示されているのでのぞいていきます。
昔の島の雰囲気がわかります。まだたくさん島に人がいて活気があった時代。これは島の運動会かな?
ポカポカといい天気。小鳥たちの楽園でたくさんの楽しそうな話し声が響いています。
小浦集落:アイランドガールと魔女のやかた
島のゲストハウス。アイランドガール。
横山さんに島のお話をいろいろ聞かせてもらいました。
横山さんは世界中あちこち旅したり住んだりし後、人生の後半になってからこの島に移ってきたそう。
宿泊のお客さんも世界中からリピーターで来られるようです。
「こんないい場所ないと思う」って言ってた。わかる気がする。
ちょうど梅の時期で、集落は甘い匂いに満ちていました。
海岸:アイランドガールオーシャンフロント
大きな外洋船がひっきりなしに通り過ぎていきます。
アイランドガールオーシャンフロント。
ここ友人家族たちと来たいなあと思いました。海が目の前。
誰もいなくて、島をひとり占めしたかのような気分。ほんとうにゆっくりした時間が過ごせると思う。
この日はここでごはん。頭のなかがまっしろになっていくような。
ダースベイダーのようなお顔?のエビス様(よべっさん)
海を向いて建っています。
のんびりしていると船の時間がせまってきたので、また集落を通って港に戻ります。
ポカポカ陽気です。
港の前の赤灯台
香川らしいお地蔵さんたち。
古いおうちに残っていたひいらぎの家紋。かわいい。
丸亀港へ戻る
港で船を待ちます。14時21分発の船。
すれちがった島のお父さんとお喋りしてたら、いただいたお蜜柑。
次来たときは、「軒下に草履が出てたら家にいるから入ってきて声掛けてや」って。
草履が目印なのね、とほっこりしたり、「誰もいなくてさみしい」とこぼしたのに切なくなったり。
ほんとうに誰もいなくて、鳥たちの声や風の音、木漏れ日、そんなものだけが流れていく、時間が止まったような島でした。
歩いているだけで、頭の中がどんどん軽くなりきれいになるような。
こころも軽くなって、わたしもとても満たされた気持ちになったし、ほんとうに贅沢な感じがして、旅慣れた人こそ惹かれるような島だなあと思いました。
でも、その何もなさは、住んでいるお父さんたちには、不安やさびしさでもあるんだよね。
次は、蜜柑の花が咲く時期にまた行きたいなと思います。
丸亀駅前:カフェMIMOCAへ
丸亀に戻ってまだ時間がたっぷりあったので、カフェMIMOCAにも寄ってきました。
熊弦一郎現代美術館併設のカフェで、カフェだけの利用もできます。
お気に入りのカフェです。
店内からは滝が流れているのが見えます。癒やされる。
ランチはおわってしまい、この日はケーキとコーヒーを。
まちのシューレ963が出店しているカフェです。どれもおいしい。ここのキッシュが好きです。
塩飽諸島・牛島へのアクセス
電車とバス
- 最寄り駅は丸亀駅
- 丸亀駅から丸亀港までは約550m。徒歩7分ほど。
- 駅から近いですが、丸亀駅から丸亀港までバスもあり。200円。
- 途中にコンビニなし。丸亀駅内にセブンイレブンとスーパーがあるので、お買い物はここで。
駐車場
- 港駐車場:30分100円、1日最大1000円 ※丸亀港隣です
- 丸亀市営 駅前地下駐車場:30分100円、1日最大1000円
船:本島汽船
- 切符売り場:香川県丸亀市福島町127番地16 丸亀駅から徒歩7分ほど
- 片道大人490円 15分
- 電話:0877-22-2782
丸亀港発 | 牛島着 |
---|---|
12:10 | 12:25 |
牛島発 | 丸亀港着 |
---|---|
14:21 | 14:35 |
牛島は本島行きの途中にあります。
丸亀港から向かう場合は、行きと帰りそれぞれ1本のみ。
本島8:30発ー牛島8:36着の船もあります。
前日本島に泊まった場合は、この便も利用可ですが、トイレがないので滞在時間が長すぎるかも。
牛島行きフェリー・旅客船の時刻表
イーグル海上タクシー
船は1便しかないので、ゆったりすごして日帰りしたい方は海上タクシーもあります。
- 香川県丸亀市福島町 第二号桟橋
- 080-6398-6174
- 365日対応
- 貸し切り、島々への渡航、瀬戸大橋クルーズ等応相談
- 料金は1万5000円〜応相談
牛島:Infomation
- 島面積:0.7km2
- 周囲:4.2km
- 人口:8人(2018.01時)
島内の交通
徒歩のみ。
小さいので1〜2時間で歩いてまわれます。
牛島での食事
島内に飲食店と売店はありません。
お弁当と飲みもの持参でどうぞ。
牛島のトイレと自販機
島内にはトイレも自販機もありません。
牛島へは、おトイレが近くならない真冬以外がおすすめです。
牛島で宿泊できるところ
2軒のみ。どちらも横山さんが営業されています。
通年営業ではないので、問い合わせてみてください。
- 香川県丸亀市牛島(里浦港から徒歩10分)
- 0877-27-3818
- 小浦集落にある古民家のお宿。
トトロに出てくるようなかわいいお家です。 - 1泊3000円(4名〜)
- 島に商店はないので、食料は持参で、自炊になります(キッチンあり)。
- 香川県丸亀市牛島(里浦港から徒歩20分)
- 0877-27-3818
- 一棟貸しのゲストハウス。
海の目の前の最高のロケーション。 - 1泊7000円(定員6名)
- 島に商店はないので、食料は持参で、自炊になります(キッチンあり)。
- ここは友人家族たちとぜひ泊まりに行きたいな〜と思いました。
牛島散策にかかる費用の目安(丸亀港から)
- 船賃:980円(子ども半額)
- 飲食費:飲食店はないのでお弁当持参。
- 合計:ひとりあたり980円
日帰りする場合の滞在時間の目安
2時間弱。
日帰りできる船は行きと帰り1本づつしかないので、これ以上滞在したい場合は宿泊になります。
個人的なおすすめの時期
- 2月〜6月
- 9月〜12月
真夏と真冬以外は楽しめると思います。
真夏は日差しから逃げる場所がないのと、
トイレがないため、おトイレが近くなる真冬も避けたほうがよいかな?と思います。
牛島前後にどうぞ:丸亀駅から徒歩で行けるおすすめのエリア
カフェ・飲食店
Café MIMOCA | まちのシューレ963
香川県丸亀市浜町80-1 猪熊弦一郎現代美術館内
0877-35-9613
10時00分~18時00分
定休:月曜
まちのシューレ963が出店している美術館併設のカフェ。カフェのみの利用もできます。
カフェメニューも、どれもおいしくて、店内もすてき。
物販もかわいいものがたくさんあります。お気に入り。カフェだけの利用でもよく行きます。
cafe la taupe
香川県丸亀市通町28-3
0877-23-3008
11時30分~17時00分, 18時00分~21時00分
定休日:月曜・火曜
アンティーク感漂う隠れ家的なカフェ。カフェの雰囲気と異なりごはんものはガッツリ定食系です。
いごこちよし。
お買い物など
エースワン JR丸亀店
香川県丸亀市新町6-3-50 丸亀駅構内でとっても便利。
お惣菜がびっくりするくらい安くておいしい。
お惣菜コーナーにある100円バーガーは、お弁当にちょうどよくて島歩きにおすすめ。おいしいよ。
観光
猪熊弦一郎現代美術館
香川県丸亀市浜町80-1 丸亀駅目の前
10時00分~18時00分
定休日:月曜
入館料300円 + 特別展は別料金900円ほど
駐車場:美術館利用でJR丸亀駅前地下駐車場が2時間無料
香川に観光に来たらぜひ行ってみてほしい美術館のひとつ。谷口吉生さん設計の建物もすてきです。
丸亀城
香川県丸亀市一番丁 丸亀駅から徒歩10分ほど
駐車場:無料
見晴らし最高で、丸亀の街が一望できる。天守に登る場合は200円。
園内も広く、散策も楽しい。
訪れた日:2023年3月3日
ではまた!
本日も、数あるなかからこのブログからお越しくださり、ありがとうございます。