【キャリアオイルの成分比較】効能・保湿・劣化しやすさの違い

キャリアオイル別:効能・保湿力・酸化しやすさの違い
もくじ

オイルの保湿力や保存期間は脂肪酸の割合でわかる

オイル等の油脂は、脂肪酸とグリセロールが結合してできています。
油脂の中に、どんな脂肪酸がどんな割合で含まれているかによって、その油脂の特徴が決まります

オイルごとの脂肪酸の割合

オイルごとの、特徴的な脂肪酸の割合をまとめました。

スクロールできます
油脂の種類オレイン酸
(保湿力)
パルミトレイン酸
(再生を促す)
リノール酸
(伸びのよさ)
リノレン酸
(修復を助ける)
ステアリン酸
(乳化&保湿)
椿油8540.62.5
オリーブ油750.6110.43.0
アプリコット油
(杏)
6922〜320.8
スイートアーモンド油670.522.3
アボガド油654.615.91.0
マカデミアナッツ油5621.82.8
アルガン油4636.80.56.2
人間の皮脂48911
シアバター436.120-50
ごま油
(セサミオイル)
4045.80,14.9
馬油367.0119.5
ローズヒップ1444.035.0
ホホバ油120.40.2
ココナッツ油71.80.52.8
ひまし油
(キャスターオイル)
73.03.0
割合が特徴的な成分はオレンジ色にしています

脂肪酸の特徴(働き)

キャリアオイル別:効能・保湿力・酸化しやすさの違い
スクロールできます
脂肪酸の種類保湿力酸化しにくさ伸びのよさ
オレイン酸
ステアリン酸
パルミトレイン酸
リノール酸
リノレン酸
  • オレイン酸が多いほどしっとりする
  • リノール酸とリノレン酸が多いほど酸化しやすい(痛むのが早い)

オイルの特徴は、脂肪酸の割合によって変わります。
保湿力と酸化しやすささは、オレイン酸と、リノレン酸の割合で判断できます

例外は、シアバターとひまし油。
シアバターは、オレイン酸の含有量は40%前後と平均的な保湿力なものの、ステアリン酸が突出しています。
ステアリン酸は、抗酸化力と、乳化作用があるため、水と油を結びつけることができ、まわりの水分を巻き込んで保湿力が高まります。

ひまし油は、オレイン酸はとても少ないものの、リシノール酸という脂肪酸を90%近く含みます。
はちみつやグリセリンのような粘度があり、とても重く保湿力もあるオイルです

キャリアオイルごとの特徴

ホホバオイル

ホホバオイルの特徴

ホホバオイル

原料ホホバの実
抽出方法低温圧搾法
香り未精製のものはほんのり香ばしい香り
未精製は黄金色、精製は無色透明
歴史アメリカやメキシコの先住民の人たちが、強い日差しから皮膚や髪を守るために使ってきた
特徴ロウが全体の50%を占めていて、非常に酸化しにくい
オレイン酸が少ないため、ベタつきが少ない
オレイン酸が豊富なオイルでニキビができてしまう人にもよい
使用感さらさら。軽い。ベタつきが少ない
乾燥が強い人は物足りないと感じることも
酸化酸化しにくさ
開封後も1年は大丈夫。未開封で3年
肌質すべての肌質。ニキビ肌にも
部位全身の保湿、マッサージに
印象保湿というより保護膜を作ってくれる
ベタつかず保管期間が長く、価格も手頃なので初めての人にもにおすすめのオイル
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

スイートアーモンドオイル

スイートアーモンドオイルの特徴

スイートアーモンドオイル

原料アーモンドの実
抽出方法低温圧搾法
香り未精製のものはほんのりアーモンドの香り
未精製はうすい黄色、精製は無色透明
歴史古くから医療用、美容用として使われてきた
特徴オレイン酸が豊富で保湿力が高い
リノール酸も20%ほど含むため、しっとりだが伸びがよい
ビタミンミネラルを豊富に含み栄養価が高い
使用感少しとろみがありなめらか
遅いが浸透力はあり、なじむ
保湿力が高い
酸化酸化しにくさ
開封後は3ヶ月〜半年、未開封で1年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに
とくにマッサージによく使われるオイル
印象保湿力が高く、伸びもよく、価格も手頃なので、マッサージに使いたい人や初めての人におすすめのオイル
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

アプリコットオイル(アプリコットカーネルオイル)

アプリコットオイルの特徴

アプリコットオイル

原料あんずの実
抽出方法低温圧搾法
香りほぼ無臭
未精製はうすい黄色、精製は無色透明
歴史古くから医療用、美容用として使われてきた
特徴オレイン酸が豊富で保湿力が高い
リノール酸も20〜30%ほど含むため、しっとりだが伸びがよい
使用感なめらか(スイートアーモンドよりさらさら)
浸透力はあり、なじむ
保湿力が高い
酸化酸化しにくさ
開封後は3ヶ月〜半年、未開封で1年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに
とくにマッサージによく使われるオイル
印象保湿力が高く、伸びもよく、価格も手頃なので、マッサージに使いたい人や初めての人におすすめのオイル
スイートアーモンドオイルと成分のバランスがよく似ている。少しだけ、アプリコットのほうが保湿力が高く、伸びもよい。価格も同程度。
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

マカデミアナッツオイル

マカデミアナッツオイルの特徴

マカデミアナッツオイル

原料マカデミアナッツの実
抽出方法低温圧搾法
香り精製のものはほのかにナッツの香り(未精製はクセあり)
未精製はうすい黄色、精製は無色透明
歴史古くから医療用、美容用として使われてきた
特徴オレイン酸が豊富で保湿力が高い
細胞の再生を促すとされるパルミトレイン酸も豊富に含む
使用感スイートアーモンドやアプリコットよりもさらさらで、なじみがよい。なめらかでさらさら。
保湿力も高いが、ベタつきが少なく、浸透力はとても高い。なじみやすい
酸化酸化しにくさ
開封後は4ヶ月〜7ヶ月、未開封で1年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに
印象保湿力が高く、伸びもよく、価格も手頃
アンチエイジング用の美容オイルとして使う人が多い
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

オリーブオイル

オリーブオイルの特徴

オリーブオイル

原料オリーブの実
抽出方法低温圧搾法
香り未精製のものはオリーブの香り
未精製はうすい緑色、精製は無色透明
歴史古くから医療用、美容用として使われてきた
特徴椿油の次にオレイン酸が多く(70%)、濃厚で保湿力が高い
皮脂の重要な保湿成分であるスクワレンも含む
ニキビ肌の人など、オレイン酸の濃厚な保湿が苦手な人もいる
皮膚を柔らかくする
使用感粘性が高く重い
遅いが浸透力は高い
じっとりじゅわっとうるおう感じ
酸化酸化しにくさ
開封後は6ヶ月〜8ヶ月、未開封で1年〜2年
肌質乾燥肌、エイジング肌
部位全身の保湿、マッサージに
印象幅広い用途があり刺激も少ないが、重さが苦手な人もいる
酸化しにくく安定しているので管理は楽
スイートアーモンドオイル等に比べるとやや価格が上がる
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている
オリーブスクワランオイルとは

オリーブオイルを搾油した後、さらにスクワランと水素を添加して精製して作られたオイル。
オリーブオイルよりもさらに酸化しにくく、使い心地がさらっとしています。

価格はオリーブオイルより少し上がります。
無印にも、オリーブオイルとオリーブスクワランオイルと2種類ありますね。

スクワランは2種類ある

スクワランは、「スクワレン」という成分に水素を添加して安定(酸化しにくく)させたもの。
水分の蒸発を抑え、肌を柔軟にする作用があります。
無色透明で、匂いはほとんどありません。

オリーブなどから抽出した植物性のものと、
サメの肝臓などから抽出した動物性のものと2種類あります。
動物性のほうが抽出できる量が多いため、価格は動物性のもののほうが低くなっています。
酸化しにくく、サラサラとした使い心地です。

オイルのベタつきが苦手な人や、
オリーブオイルでニキビができてしまうという人にも好まれています。

馬油

馬油の特徴

馬油

原料馬の皮下脂肪
抽出方法加熱溶解→ろ過→熟成→液状と固形馬油に自然分離
香り精製済みのものはほぼ無臭
固形は白色、液状は無色透明
歴史日本でも古くから傷ややけどの民間治療に使われてきた
特徴美容効果の高い脂肪酸をバランスよく含む
一般的な市販のオイルの中でいちばん人間の皮脂に近いのが馬油
使用感浸透性と肌なじみに優れる
うるおうのにベタベタした油膜感が少ない
酸化酸化しにくさ
開封後は半年〜1年、未開封で1年〜2年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに。
印象ナッツ系にアレルギーがある人にもよい
食べても大丈夫なため、猫や犬の家族がいるおうちにもおすすめ
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている
注意等開封後は冷蔵庫に保管

アルガンオイル

アルガンオイルの特徴

アルガンオイル

原料モロッコの南西部にのみ生育するアルガンツリーの実
抽出方法低温圧搾法
香り未精製はほのかにナッツ系の香り
未精製はうすい黄色、精製は無色透明
歴史古くから傷の民間治療や美容に使われてきた
特徴オレイン酸も豊富だがリノール酸も豊富に含まれるため
しっとりするのに伸びがよくベタつきが少ない

ビタミンEが豊富
保湿とベタつきの少なさが両立するため美容オイルとして人気がある
使用感なめらかでなじみやすい
浸透力あるためベタつきが少ない
酸化酸化しにくさ
開封後は3ヶ月〜半年、未開封で1年
肌質乾燥肌、エイジング肌
部位全身の保湿、マッサージに。
印象よいオイルだが、ブームになって過剰に評価されている印象
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

ローズヒップオイル

ローズヒップオイルの特徴

ローズヒップオイル

原料野生のバラの実(種子)
抽出方法低温圧搾法
香り独特の生臭い匂いがある(劣化するとはっきりと臭くなる)
未精製はうすい黄色
歴史ヨーロッパで古くから傷ややけどの民間治療に使われてきた
特徴リノール酸44%、αリノレン酸35%、天然のビタミンCも豊富に含み、皮膚を再生する作用に優れているとされる
美白やアンチエイジングを期待して美容オイルとして使わわれることが多い
レチノールの作用はない
使用感なめらかでなじみやすい
浸透力あるためベタつきが少ない
酸化酸化しにくさ
開封後は2ヶ月〜最大半年(冷蔵で)、未開封で半年〜1年
肌質乾燥肌、エイジング肌
部位全身の保湿、マッサージに
他のオイルと比較すると高価なため顔の保湿に使われることが多い
印象よいオイルですが、ブームになって過剰に評価されている印象。
「天然のレチノール」だと評価する人が多いのですが、レチノールではありません。
仮に含まれていたとしても、レチノールは安定性が低い成分なので、精製過程で失われます
実際に使ってみても、レチノールやトレチノイン酸のような作用は感じません。
レチノール(トレチノイン酸)ではなく、豊富に含まれているのはリノール酸。名前が似ているので、どこかで誤用が始まったのではないかな?と思っています。
ブレンド癖があり酸化しやすいのでブレンドには向かない
注意非常に酸化しやすいので開封後は早めに使い切る
開封後は冷蔵庫で保管する

アボガドオイル

アボガドオイルの特徴

アボガドオイル

原料アボガドの果実
抽出方法低温圧搾法
香り未精製のものは青臭い匂いがある
精製したものは匂いもほとんどない
未精製は濃い緑色、精製はうすい黄色
歴史アメリカ先住民たちの間で頭皮や肌のケアに使われてきた
特徴オレイン酸が約65%と豊富で保湿力が高い
植物オイルの中でアレルギーを起こす人が最も少ないと言われる
低アレルギーなためベビー用に使われることも多い
使用感粘度が少なくさらさら。軽い
浸透しやすくなじみやすい
酸化酸化しにくさ
開封後は3〜4ヶ月、未開封で半年〜1年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに
印象しっとり系のオイルが好みでナッツ系にアレルギーがある人にとっては、オリーブオイルや馬油と並んで、代わりに使えるオイル
やや酸化しやすく、アレルギーがない人にとっては、スイートアーモンドやアプリコットのほうが保存期間が長いので管理が楽
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

ひまし油(カスターオイル)

ひまし油(カスターオイル)の特徴

ひまし油
(カスターオイル)

原料トウゴマの種子
抽出方法低温圧搾法
香り特有の匂いあり(埃っぽい匂い+ごまといった感じ)
未精製は濃い緑色、精製はうすい黄色
歴史アーユルヴェーダの伝統治療に長く使われてきた
特徴ほかのオイルとは組成が全く違い、リシノール酸が85〜92%も占める
リシノール酸には鎮痛剤や抗炎症剤の作用があるため、腰痛などの緩和に効果があるとされる
期待できる作用は、鎮痛、抗炎症、抗菌、抗ウイルス、緩下、抗酸化、デトックス作用など
経口摂取やうがいに使う人も多い
使用感非常に粘度が高く、はちみつのように粘りがある
酸化酸化しにくさ
開封後は6ヶ月〜8ヶ月、未開封で1年〜2年
肌質乾燥肌
部位湿布やパック、ダメージヘア&カールヘアのヘアオイル
捻挫や傷等の民間治療
印象非常に粘つきがあって癖がありますが、用途が幅広く、オイルのある生活に慣れてくると好きになるオイルだと思います。冬場に固まりやすいオイルに混ぜると固まりにくくなります。
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている
非常に粘度が高いため、スキンケアで単独使用する場合、手で伸ばすのは難しい。スキンケアに使う場合はブレンドで。

シアバター

シアバターの特徴

シアバター

原料シアの木の実(種子)
抽出方法低温圧搾法(薬剤抽出も多い)
香りほのかにナッツのような香り
クリーム色
歴史アフリカで古くから傷や火傷の民間治療に使われてきた
特徴ほかのオイルとは組成が違い、ステアリン酸の含有量が突出
ステアリン酸には、抗酸化力と乳化作用があるため、まわりの水分を巻き込んで保湿力が高まる
使用感固形油脂。冬場はカチカチになる
融点は36度なので手のひらで溶ける
バターなので伸びは悪いけれど、水と油を結びつける作用を持つため、じゅわっ&もちっと内からうるおうような保湿感がある
水分を巻き込む(乳化できる)ので、完全に水分を拭き取らず、少し濡れたくらいの肌に伸ばすとよりしっとりする
酸化酸化しにくさ
開封後は1年、未開封で2年
肌質乾燥肌
部位全身の保湿
ヘアワックスとして
ダメージヘア&カーリーヘアの人のヘアケアに
印象そのままだと固くて使いにくいが、オイルと混ぜるとかんたんにクリームができ、保湿力アップ。
慣れると保管も楽だし、保水能力も高くて惹かれて好きになる油脂だと思います。
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている
好みのオイルと混ぜるとクリーム(バーム)になる
クリームづくりで蜜蝋を使いたくないときや簡単に作りたいときによい
シアバターがざらざらしてきたら

いったん溶けた後に固まると、結晶ができてざらざらすることがあります。

シアバターは35度以上で溶けるので、その都度手のひらで温めて溶かして使えます。

これも気になる場合は、
容器ごと湯煎して溶かして一気に冷やすと、なめらかなテクスチャーに戻ります
(室温でゆっくり固めるとまたざらざらになるので注意)。

ココナッツオイル

ココナッツオイルの特徴

ココナッツオイル

原料ココナッツの果肉
抽出方法低温圧搾法(溶剤抽出もあり)
香りほのかにココナッツの香り
固まっているときは白色、溶けると無色透明
歴史アジア南部で古くから皮膚や髪の手入れに使われてきた
特徴ラウリン酸が突出
ラウリン酸には抗菌作用があるため、デオドラントクリームとして使う人もいる
使用感固形油脂。冬場はカチカチになる
融点は25度なので手のひらで溶ける
溶けるとさらさら。浸透しやすい
冬に固まるまるのが嫌な方は、リキッドタイプのココナッツオイルもあります。
分留ココナッツオイル」で検索。
ココナッツオイルの固まる成分を分留して取り除いたもの。
抗炎症作用などは通常のココナッツオイルの方があるが、
香りもないので、アロマテラピーなどにも使いやすい。
サラサラで軽いため重いオイルが苦手な人にもおすすめ。
酸化酸化しにくさ
開封後は半年〜1年、未開封で2年
肌質すべての肌質
部位全身の保湿、マッサージに
カーリーヘアの人のヘアケアに(カールが出やすい
デオドラントクリームとしても
石鹸作りに使うと泡立ちがよくなる
印象特にヘアケアにおすすめ。
カーリーヘアの人はカールがくっきり出ます。
ブレンド単独使用にもブレンドにも向いている

アルガンオイルとローズヒップオイルは過大評価されすぎているかも

ローズヒップオイルとアルガンオイルは過大評価されすぎている気がしています。

ほかのオイルと比較して、突出した美容効果はありません。
保湿力や美容効果は同等です。

オイルですからね。
効果は基本的に保湿と保護のみで、シワをどうにかしたり、シミをどうにかしたりする力はありません。どなたか上手なマーケティングをしかけた方がいたのではないかな?と思っています。

美白を求めてローズヒップを使うなら、
ホホバやスイートアーモンドオイルを使い、
その前にビタミンC誘導体の化粧水や美容液を使ったほうがずっと美白効果があるし、

アンチエイジングを求めてアルガンを使うなら、
ビタミンEオイル(サプリのカプセルを割って使うのでもOK)のほうがずっと抗酸化力もあるし、
お安く済みます。

よいオイルですが、
マーケティングのためか、ほかのオイルよりずっと高いことが多いので、それらの効果を求めて、わざわざこのオイルを使う必要はないのでは?と思っています。

iHerbで購入して実際に使っているオイルやバターの詳しいレビューは、以下の記事でまとめています。

精製オイルと未精製オイルの違いと使い分け

わたしは、オイルの特徴や効能がわかりやすくて未精製のほうが好きなのですが、
反面、アレルゲンになりやすかったり、匂いが気になったりするかたも多いようです。

日本では、精製オイルのほうが好まれています。
スキンケアとして使う場合、最初は精製オイルのほうが使いやすいかもしれません。

精製オイルの特徴
  • 色が透明に近い
  • 香りがほぼない(匂いの気になるオイルでも使いやすい)
  • アレルゲンになりにくい(反面精製で栄養は失われる)
  • 精油で香りづけしたいなら精製オイルのほうがきれいに香る
未精製オイルの特徴
  • 色が濃い(黄金色のものは未精製のオイル)
  • 香りが強い
  • 栄養価が高い(反面アレルゲンにもなる)

シーン別・悩み別のオイルの選び方

しっとりが好き
  • オリーブオイル
  • スイートアーモンドオイル
  • マカデミアナッツオイル
  • シアバター(使い方にコツあり。油脂に慣れている人向け)
さっぱりが好きorニキビが気になる
  • ホホバオイル
  • ココナッツオイル(特にリキッドタイプ)
マッサージに使いたい
  • スイートアーモンドオイル
  • マカデミアナッツオイル
  • ごま油(セサミオイル)
コスパを重視したい
  • スイートアーモンドオイル
  • マカデミアナッツオイル
何らかの美容効果を期待したい
  • ビタミンEオイル(サプリのカプセルを割って使ってもOK):アンチエイジング
  • ローズヒップオイル:美白
冬でも固まりにくいオイルがほしい

固まってしまうオイルに混ぜると固まりにくくなります。

  • スクワランオイル
  • ひまし油
  • アプリコットオイル
  • スイートアーモンドオイル
固まりやすいオイルを知りたい
  • ココナッツオイル(25度以下くらいから固まり始める)
  • ホホバオイル(10度以下くらいから固まり始める)

はじめてにおすすめのオイルは?

おすすめのオイル4種

初めてのオイルにおすすめなのは、以下の4つ。
癖もなく、価格も買いやすく、管理も楽なものです。特徴からお好みでどうぞ。

  • ホホバオイル(さっぱり派に。べたべたしにくい。劣化が遅い)

  • スイートアーモンドオイル(しっとり派に。最もコスパがいい)

  • マカデミアナッツオイル(しっとり派に。コスパよし)

  • 馬油(しっとり派に。皮脂に近いのでなじみがいい)


使ってみてから決めたい人には、手作り化粧品の材料屋さんのお試しセットもあります。
わたしも新しいオイルを試すときは、こんなミニサイズを利用しています。
こちらのお店は、お試しの容量も多く、少量でもキャップ付きボトルに入れてくれるので使いやすい。

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購入先

いまのところ、オリーブオイルと馬油以外は、iHerbがいちばんお安く購入できます。
(馬油とスキンケア用のオリーブオイルはiHerbでの取扱なし)
品質も申し分なし。

手にとって確かめたい場合は、無印良品がおすすめ。
やや割高になりますが、どれも精製したものなので匂いが気になることもないし、ボトルも使いやすいです。

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