【分子栄養学】糖質オフでつまづきやすいポイントと対処法

糖質制限でつまづきやすいポイント

高タンパク、糖質制限、メガビタミンで、最初につまづくポイントはみんな似ています。
わたしも同じところで失敗しています。

すぐに「合わない」と切り捨ててしまったらもったいないので、
みんながつまづきがちな代表的なポイントと、その対処方法をまとめました。

もくじ

糖質制限編

糖質制限の始め方

いきなり糖質制限してフラフラになった

糖質制限でフラフラになった

女性はいきなり断糖しない

日本のほとんどの女性=鉄タンパク質不足。
鉄タンパク不足の女性が、最初から断糖レベルで糖質制限をするのは危険です。

ケトン体代謝、脂質代謝がうまくできないため、ATP不足になり不調が起こります(=低T3症候群)。

女性は糖質を減らすことよりもタンパク質を増やすことのほうが重要です。
高タンパク食をしているとお腹いっぱいになり、結果的に炭水化物が入らなくなります。

この自然な減少で充分。最初はわざわざ減らさなくて大丈夫です。

あとは、エネルギーの代わりとなる脂質も意識して摂取します。

男性は断糖してよいか

タンパク質不足が軽度な男性はいきなり断糖しても大丈夫な場合が多い

生理のない男性は、女性ほどタンパク質不足(&鉄不足)が深刻でないため、
いきなり断糖レベルで糖質制限しても、
2〜3日で体がなじみ、ケトン回路がまわり始める(糖質が少なくてもATP産生できる)ことが多いようです。

ただし、自炊をしていないコンビニ食が長い人などは
女性と同じようにタンパク質不足があるため、
最初から断糖せず、糖質を減らすことよりもタンパク質を増やすことを重視します。

男性の場合も、いままでの食事から糖質だけを抜くのではなく、代わりに脂質とタンパク質をしっかりとることが大切です。

藤川理論における糖質制限の手順

糖質制限の手順
STEP
砂糖や果物はやめて、主食の炭水化物を半分にする

お肉、卵、お魚の量を増やすことを意識する+1日にプロテインを2回飲む

STEP
タンパク質を増やしても胸焼けしなくなったら量を増やす

お肉、卵、お魚の量を増やす+プロテインの量を増やす

STEP
肉200g、卵3個、プロテイン20g×2が目標

1日に上記の量のお肉(お魚)、卵、プロテイン(タンパク質量で)を取れるようになるのが目標値。

STEP
目標値のタンパク質が1日にとれるようになったらATPセットを開始

1日の目標値がクリアできるようになったら、基本のサプリ(新ATPセット)を開始。
スタート時からサプリを飲みたい人は、それぞれ少量からスタートしても可。

基本のサプリ

  • ビタミンB群:B50(1〜2錠×3回)
  • ビタミンC:1000mg(1~2g×3回)
  • ビタミンE:E400(1〜2錠×1回)
  • 鉄:キレート18~36mg(1〜3錠×1回)※Eと鉄は飲む時間を8時間ほどあける
  • マグネシウム:酸化Mg以外のキレートMg100mg×4錠
STEP
目標値のタンパク質+新ATPセットが楽になったらさらに糖質を減らす+脂質

目標値のタンパク質+新ATPセットが楽にこなせるようになってきた頃には、体も元気になってきたのが感じられると思います。

ATP不足も解消されてきていますので、必要に応じてさらに糖質を減らす。

脂質の摂取も意識する

いままで主なエネルギー源としていた糖質がなくなるので、
代わりとなる&はるかに効率的にATPを産生できる脂質を意識して摂取します

MCTオイル、牛脂、ラード、バター、生クリームなど。
MCTオイルや生クリームはプロテインにも混ぜやすいので便利です。
調理用のオイルをラードやバターに変えるのもとりやすいと思います。

STEP
以降は必要に応じて増減

以降は、好みや必要に応じて減らします。
どのくらい減らすかは、体感を見ながら。日々増減させる。
(だるくなったり、力が入らなくなってきたりしたら、ATP不足になっているので増やします)

個人的には、女性の場合、がんなど重い病気がある方や、アスリートの方以外は、断糖レベルの糖質制限ではないほうがよいのではと思っています。

男性よりATP産生が上手ではないのでバランスが難しいのと、
女性が断糖レベルで糖質を制限すると、体型や雰囲気がちょっと男性的な雰囲気になるかなあと。
かちっと固そうな雰囲気がお好きな人もいると思うのでお好みで^^

高タンパク編

糖質制限をするなら、しっかりタンパク質と脂質をとることが大切

いままでの食事から単純に糖質だけカットすると、
単純にATP不足(エネルギー不足)になるため、フラフラになります

これは悪いダイエット方法のひとつ。
痩せますが、肌がボロボロになります。


脂質だけとるダイエット(金森式など)も、
エネルギーとなる脂質だけ入れて体を作る材料のタンパク質が足りないので、
痩せますし動けますが、こちらも肌が劣化します。

糖質制限で失敗してしまう人や、危険視している人は、
脂質やタンパク質を増やさず、単純に糖質だけを減らしているのではないかな?と思っています。


糖質を減らした代わりに、タンパク質と脂質をしっかりとるのが大切です。


どのくらい糖質の影響を受けるのかは、個人差がありますが、
感情のアップダウンがある人や、アレルギーがある人は、
糖質の影響が大きい(血糖値スパイクを起こしやすい)人だと思っています。

わたしは低血糖症だったので、
高タンパク+メガビタミンのほかに、糖質制限で、かなり体も心も楽になりました。

毎日炭水化物を食べていると、アトピーや花粉症が出てきたりします。

あとは、連続で炭水化物を普通量とっていると顔がはっきりとたるんでくるので(40歳を過ぎた頃から、数日の炭水化物で目の下がだるっとたるんできます…)、顔のたるみのほうが嫌でやめました。

甘いものと炭水化物は、外出時だけ楽しむことにしています。

数日間連続で通常量の糖質をとると、こんなふうに肌荒れします

糖質制限とアトピー

朝晩のプロテインは飲んでいましたが、瀬戸芸期間中だったため4日間毎日外食。
友人と同じ通常量の炭水化物とデザート類も毎日食べました。
このときは、背中に小さなニキビもたくさんできてしまいました。

お砂糖の代用はエリスリトールで

お料理に使うお砂糖は、エリスリトールに変えています。
エリスリトールの原料はトウモロコシ。
糖アルコールの一種で、自然界に存在する甘味料です。カロリーはほぼ0カロリー
血糖値も上げません。
砂糖の8割ほどの甘さで砂糖と同じ感じで使えます(「照り」は出せません)。
ラカント(=エリスリトールに羅漢果で色付けしたもの)よりずっとお安く買えます。

高タンパクでつまづきやすいポイントはこちらにまとめています。

サプリ編

メガビタミン(サプリ)でつまづきやすいポイントはこちらにまとめています。

iHerbでいつも購入しているサプリたちはこちらにまとめています。
価格などの比較にどうぞ。

参考文献はこちらにまとめています。

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